新作色打掛のご紹介

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新作の色打掛のご紹介です

「慶翔薫梅文」-けいしょうくんばいもん-


善王寺織の総絵羽柄(絵羽柄とは、仮仕立てをして下絵を描き、その下絵に沿って染められた模様は「絵羽模様」と呼ばれます。絵羽模様が採用される着物は主に留袖、振袖、訪問着。それらの着物を見ると分かりますが、この柄付けがされた着物の場合、縫い目をまたいでも模様が途切れず、ひとつの絵画のように見えるのが特徴です。これは、仮仕立てした状態で絵を描いているからこそ実現するもの。ただし、裁断された各パーツの模様合わせには高度な技術を要し、制作難度が高い柄付けと言えます。そのため着物としての格も高く、価格も高額なものが多い傾向にあります。)

寒さ厳しく、ともすればまだ雪も残る中、芳しい香りと共に開花する梅は他の花に先駆けて咲き、春の気配を感じさせることから「春を告げる」とされており、奈良・平安の世から愛されて数多の和歌にも読まれています。またその姿から「忍耐」を表し、松、竹を併せて松竹梅「歳寒三友」は吉祥の代名詞とも言える文様です。

総絵羽で立ち込める雲と共に紅梅、白梅が咲き誇り、観世水が流れ、千秋万歳の寿を重ねる霊鳥であり長寿を表す鶴が舞い飛ぶ様子は、婚礼にこの上なくふさわしい意匠です。

黒に近い灰色の中に、どこか赤や紫の色味も持つ鉄梅染色は格調高い中に優しさを感じさせ、連綿と伝わる伝統の美に現代の感覚を加味した一枚です。

模様ひとつひとつに意味が込められている着物、ぜひお衣裳合わせのさい、参考にしてみてくださいね


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