Back To List

トップへ戻る

引振袖

振袖の中でも黒地の引振袖(本振袖)は格が高いとされ、明治時代から戦前までは、黒縮緬に五つ紋付が一般的でした。昭和初期からは、総模様になりました。黒の振袖に角隠しを合わせて。

柄のワンポイント知識

☆鶴
鶴は一品鳥ともいわれ、生まれてくる子供が立派になって欲しいとの親から子への願いが込められている。

☆牡丹
花びらが幾重にも重なり、色合いともにふっくらと豊かな様から、牡丹は百花中の王とされ、人々の幸せの条件である富貴への願望を意味しています。

☆菊
古く縁起の良い奇数の重なる日を重陽といい節句を祝う習いがありました。その節句には菊を飾り、長寿延命を祈りました。

☆松竹梅
別名「厳寒三友」といわれ、三友とは人の友としてふさわしい「正直な人・忠実な人・多聞な人」をいいます。松竹梅は厳寒にもめげず緑を保ち、花を咲かせることから忍耐強さとまごころを持った人を意味します。